不便そう

青山学院大、講義資料を学生のiPhoneに配信

 青山学院大で、iPhoneに講義資料を配信する取り組みが始まった。インフォテリアのiPhone用コンテンツの作成・配信・閲覧サービス「Handbook」を使い、従来、紙で配布していた資料をデータで配信する。

 社会情報学部の学生が対象。PowerPointやPDF形式で講義資料を配信し、HandbookのiPhoneアプリで閲覧できる。まずは「コンピュータ実習」「コンピュータネットワーク基礎」といった科目で取り入れ、徐々に対応科目を増やしていくとしている。

 同大学では今年5月、同学部に在籍する全学生約550人に「iPhone 3G」を配布している。

(引用元:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0910/15/news045.html

 持ってない子はどうするのって疑問は、「全学生に配布」済なのでなし。持ってるだけで金かかるのにって部分も、

 通信料金については,基本料,ホワイトプランの料金,1029円までのパケット代金を大学側が負担する。この範囲を超えた料金は利用者が負担する。大学の敷地内は無線LANを導入し,追加のパケット代金がかからないようにする。

(引用元:http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20090515/1015071/

 ってことなので持っているだけでかかる金額については問題ない。でも、すでに別の携帯を持っていて、そちらに不満のない子からすれば、無駄に持ち物が増えただけなんだろうね(便利だけど)。

 まぁ、iPhone自体の配布はともかくとして、資料の配布までiPhoneで済ませるってのは愚策だと思う。確かに、隙間時間に見るにはちょうどいいのかもしれないけれど、まとまった時間で確認したりする場合、画面のちいさなiphoneじゃ一覧性に欠ける。結局、配布されたファイルを紙に印刷する子がたくさん出るんじゃないかな。

 大学と教員の授業時の紙媒体への印刷配布コストは低くなるから、大学側としてはそれでいいんだろうけど、印刷するコストと手間を学生に転嫁しているだけにしか思えないなぁ、と、詳しくない部外者は思うのであった。


インフォテリアのニュースリリースhttp://www.infoteria.com/jp/news/press/pr091015_01.html