ブログ市長の再選

 自分が阿久根市に住んでいたとしたら、早々に転居を考える。それくらい、あの市長さんは好きになれません。

 市の今までの施策を批判なさるのも、市民の平均に比べて高いらしい市職員の給与を削減しようとなさるのも結構。けれど、とにかく悪し様に批判しているようにしか聞こえない指摘の仕方は、それが正しいことであったとしても、人に不快感を与えている。必要以上の反発を招く。万人に好かれなさいとは言わないけれど、私は、これだけ人に誹られる人を自分の住んでいる場所のトップにしたくはない。
 自分に権限のないことを強行する、法律を蔑ろにした行動をとり、開き直る、それだけでも、法治国家であるこの国の一自治体の首長としては、失格だと思う(議会事務局人事とか、降格時の文書不交付とか、)。降格された市職員の不服申立も既にあるようだし、人事関係で訴訟が起きるのも遠くないだろう(残念ながら、相手方は市長ではなく市だけど)。
 庁舎内の市職員組合の事務所の明渡しも、強行すれば訴訟になってもおかしくない。職員組合が特定の候補をバックアップすることへの批判も大きいようだけれど、それは、市職員が労働者として行使できる労働基本権の範囲内の行為でしょう。倫理的には気になる面もあるけれど、個人的には、市職員組合の行動には納得できる面もある。あんな、会社を私物化しているワンマン社長のような市長に従わざるを得ない職員がかわいそうにすら私には思える。

 投票率は非常に高く、市長の再選は阿久根市有権者の民意を反映していると言えるのだろうが、市民の皆さんが、どのような情報を元に投票なさったのかは気になるところ。
 反対票を投じた(対立候補に票を投じた)方も、かなりいらっしゃるから、独善的な行動は慎まれる方がいいとは思うけれど、変わらないんでしょうね、あの人は。