とあるハイパーメディアクリエイターとやらのお言葉に思うこと

 例えば私が今、新型インフルエンザが流行している国に滞在しているとしたら、それで、その国の人々から奇異な目で見られようとも、きっとマスクをするだろう。
 どうしてマスクをしているのかと問われたら、こう答えればいい。
「日本では、自分が風邪やインフルエンザにかかりたくなければ、マスクをかけて予防するのは当たり前のこと。自分の体調を守る手段を取っているだけ。もし、自分が風邪を引いているようなら、人に移さないようにマスクをするのは当然のこと」
 別に、過剰反応しているわけではないのだ。単に、自分が体調を悪くしたくないから、人に自分の病気を移すのが嫌だから、という、自分の理由があるからしているだけのことなのだ。
 昔、風邪でもないのに、真夏に一日中マスクをしていた時期がある。それは、合唱の大会の前、喉を乾燥から守るために行っていたこと。多少不振そうな目で見られた記憶もあるが、理由があってのことだから、別に人の目など気にしなかった。
 先週からまたマスク生活を送っていたが、それもまた、直近に控えている大事な予定の時に体調を崩さないための予防策。自分の体調が悪くなる可能性を自分で減らして何が悪い。自分だけは大丈夫と思って、肝心なときに熱出す方がよっぽど困る。
 過剰反応だというなら言えばいい。お好きにどうぞ。
 確かに、メディアの報道は過熱しているように見える。しかし、それを見ている一般の日本人は、決して全員が踊らされているわけではない。大半は、自分の体調のためにマスクをしているだけ。人に悪し様に言われるような類のことではない。

 わざわざ、近寄ってまでマスクをしている人間が日本人かどうかを確かめて、それを写真に収める神経はどうかと思うなぁ。せっかく、日本人に生まれついてるんだから、日本人は予防できる病気を自分の力で予防しているだけだとご同行の方に伝えてあげられるようになってほしいものです。ね、高城さん?