阿久根市の公務員給与額公開

 個人的に、アレはやり過ぎだと思う。と、口走ると、その根拠は、と突っ込まれそう。でも、公務員家庭とすれば、なんて勝手なことしやがると言いたくなる気分もわかってほしい。課長さんとかだと、確実に個人特定されちゃうからね。
 大体、現にもらってる額の多寡を公務員個々人のせいにされて責められても困るよ。給与の額は、法律や条令で決まってるんだから自分達で決めようもないのにさ。公務員の給与が高いとか言うなら、議員さん方が今からどうにかすればいいんだよ。ま、議員が市長の思うように動かないんじゃどうしようもないかもしれないけどね。
 けど、市民のためと言えば、何でも許されるという考え方も傲慢に過ぎるように思うんだけれど。

 ところで、医師の給与が高いのは、阿久根に医師としてきてもらうために、その額を提示しているからのはず。これで医師がいなくなったら、それはそれで問題となりそうよね。

 ちょっと考えてみたんだけど、給与額公開がおかしいっていうのを理論武装するのはなかなか難しいんだよね。個人の給与額は情報公開法5条1項1号の不開示事由に当たるけど(個人を特定可能な情報だから)、7条の公益上の理由による情報開示とも言えてしまいそうだから。私としては、公益上、職員の給与額が高すぎると主張するには平均額で十分だと考えられるので、公益上の理由と言うには弱いと考えるのだがどうだろう。